さいず「一体どうなってんの!?」
月闇「いや、僕に言われても・・・・・。」
key「とにかくこの階から脱出するぞ!」
全員が階段へと走る。
ゆう「あ!若桜チャンも消えちゃった!」
今、さいず達一行は、5人になっていた。他の4人は連れ去られていったが、
さいず達はまだその事を知らず、ただ混乱しているだけだった。
ゆう「!!?・・・・・・・・。」
そして、今度はゆうこリンが連れ去られた。
月闇「あ!ゆうこリンさんがいない!!!」
key「何!!!・・・・・・うっ。」
さいず「keykard君!?」
?「大丈夫。ちょっとつまづいただけ。」
気絶したらしいkeykardを抱えた誰かがkeykardの声真似をする。
さいず「ああ、良かった・・・・・・・。」
だが、さいずがそう言った途端、さいずの口にハンカチが当てられ、気絶した。
そして、二人はその誰かに連れて行かれた。
月闇「あれ?さいず君?keykard君?」
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」」
月闇「ま・・・・・・まさか、残ってるの僕だけ?」
J「いや、僕もいるけど・・・・・。」
月闇は思いっきり驚いた。それを見たJOKERがまた落ち込んだのは言うまでも無い。
J「フ・・・・・・もう慣れたさ・・・・・・・。」
月闇「ご、ゴメン!・・・・・でも仲間がいて助かったよ。」
J「フォローをありがとう。」
月闇「・・・・・だ、だけど何で1人しか残らないはずなのに、2人も残ったんだろう?」
このとき、2人はもう原因は分かっていた。だが、2人とも言い出すことが出来なかったのは言うまでも無い。
月闇「(とてもJOKER君が目立たなかったからなんて・・・・・・・。)」
J「(とても自分が目立たなかったなんて・・・・・・・・。)」
そして、それと同じ時・・・・・・・・・・。
さいず「・・・・・・・・・・うう・・・・ん・・・・・・・・・・ハッ!ここは一体!?」
若桜「3階廊下だよ、さいず君。」
さいず「あ!起きてたんだ。・・・・・なんで3階って分かるの?」
若桜「その前にみんな起こそうよ。」
さいず「あ、そうだね。」
さいず達が倒れていた全員を起こし。状況を説明する。
さいず「あれ?月闇君は?」
SEI「多分、残されたんじゃないか?2階の廊下に。」
ジョン「これが1人しか残らない廊下か・・・・・。」
桔梗「月闇君達、後で来るかな?」
key「だけど、何で3階に来たんだろう?」
SEI「予想としては、あの廊下は、運試しか何かだったのかもな・・・・・。」
桔梗「で、月闇君は運悪く残された訳だ。」
ここにいる全員は忘れていた。JOKERの存在を。
さいず「で、結局何で3階って分かるの。」
若桜「それは、あれがあるからだよ。」
若桜が廊下の奥の突き当たりにある、扉を指差す。
ジョン「あの扉は何?」
若桜「あれは、7不思議の内の、3つ目、ランダムドアだよ。」
key「ランダムドア?」
若桜「うん。夜の学園にある3階の廊下の突き当たりにある扉で、開けた先は毎回変わるらしいよ。」
桔梗「す、凄い技術力だね・・・・・。」
若桜「魔法が使われてるらしいよ。」
ジョン「本当にそうなの?」
若桜「さあ?ただ資料に書いてあっただけだし・・・・・。」
さいず「・・・・・で、どうする?」
key「開けてみたいな〜〜〜。」
桔梗「じゃあ、せっかくだし開けてみようか。」
そう言って、桔梗が何気なくドアを開けたその時!
桔梗「・・・・・へ?」
しかしその包丁は、顔の横を通り過ぎ、木造の壁へと突き刺さった。
そして、桔梗は崩れ落ちるように気絶した。
啓太「・・・・・・あれ?誰?」
そして、その包丁を投げたのは、安藤啓太だった。
あとがき パソコン、いつもは2日に1回しか、出来ません。ですが、一挙2話更新とかやるので、
お許しください。紫電サマ。